黒川の演技恐らくこの職業は公務員でしょう。
大きな夢と希望を抱いて、国家のために働こう、
H・Kも20年前はそう思っていたに違いありません。
ただし現実は違いました。
来る日も来る日も身分を偽り、
自分自身を演じなければならないのです。
平日は毎日出勤します。
やる事はなく
与えられた小さな部屋で一日を過ごします。
誰とも接触しません。
確かに自分が国家諜報部員であることを
誰にも気付かせない、と言う点においては、
完璧な仕事ぶりです。
しかし『国家諜報部』として、
他に何かあるのではないか、
必要とされる時が来るのではないか…
そう思い続けて20年。
ひたすら気付かれない事に徹し続けた
H・Kもさすがに限界に達しました。
ある朝、辞職願いを手に出勤するH・K。
ところが、分からないのです
…誰に渡せばいいのか、
どこに何があって誰がいるのか…
当然です、
皆同じように隠し続けているのですから…。
辞職願いを手に、泣き崩れるH・K…
『誰か…助けてください!私は…私は…一体誰なんですか!』
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ポイント次回、素人ドリルは、8/6(火)配信予定。
- 2013/06/29(土) 20:00:48|
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